【最終報告】索道輸送の安全確保に向けた取り組みについて
2026年8月27日
栂池ゴンドラリフト株式会社
代表取締役社長 久保 恒雄
1.令和7年8月14日栂池ゴンドラリフトで発生した搬器衝突事故の原因と再発防止対策
● 恒久対策
① 整備細則への規定
整備細則を改正し、タイヤの検査周期と検査方法及び交換基準を規定しました。
2.令和8年1月14日栂池ゴンドラリフトで発生した搬器衝突事故について
● 恒久対策
① 停留場内における搬器移動設備の構造変更
停留場内における搬器の滞留リスクを低減するため、場内設備の構造変更を行うこととしました。
② 非常停止装置の追加設置
異常発生時の停止措置の実効性を高めるため、非常停止装置を増設することとしました。
3.令和8年1月15日ハンの木第3クワッドリフトで発生したインシデントの原因と再発防止対策
● 恒久対策
① ハンの木第3クワッドリフトについては、講じた応急対策により同種同様の事象の発生がないまま、冬季の営業を終了し、令和8年6月1日付けで当該索道施設の廃止手続きを行いました。
4.令和8年1月30日 つが第2ペアリフトで発生した索道人身障害事故について
● 恒久対策
① 搬器間隔の拡大について
搬器台数を減らすことで、乗降場の係員が監視や声かけ等を余裕を持って行えるようにしました。
② 乗越検出装置の増設について
既存の乗越検出装置に加えて新たに検出装置を増設することとしました。
・同タイプ装置の先行設置: 既存の検出装置の手前に、同タイプの検出装置を追加設置します。
・縦型検出装置の追加: 既存の検出装置の外側に、新たに「縦型」の検出装置を追加設置することとしました。
以上により、乗客の多様な姿勢や動静に対する検知範囲を広げ、異常の早期検知および安全確保の実効性を高めてまいります。
5.令和8年2月6日しらかばクワッドリフトで発生したインシデントの原因と再発防止対策
● 恒久対策
① 4月1日に始業点検を実施する者に対して索道施設の知識と異変を発見する知識及び技能を向上させる教育を実施しました。今後は毎シーズン前に実施することとします。また、索道係員受入教育時に、索輪の形状、ロープ位置について教育することとしました。
② 令和8年度シーズンに、搬器ハンガー部にカメラを取付け映像による線路状況確認を実施することとしました。
③ ビームピンの交換記録、作業記録、摩耗、変位を一括して記録を管理し適切な交換周期を検証することとしました。
以上